日本刀と包丁を鍛える堺の名鍛冶「水野鍛錬所」その作品、工房などをご紹介いたします。
8月6日猛暑の中、そして11月7日秋晴れの中と2度、水野鍛錬所をお訪ね致しました。
お忙しい中、何度もおじゃまして申し訳ないですが、本当に素晴らしい鍛冶屋さんでみなさんにぜひいろいろ知って頂きたいです。
ご案内いただいたのは、4代目で社長の水野康行氏。
背の高い体格のいい武道家のような方で、康行氏よりいろいろ興味深いお話を頂け大変有意義な時間を過ごさせていただきました。
お仕事への情熱、作品に対するこだわりと誇り、優しいお人柄がそのお話の端々から伝わってきます。
工房入り口に立つ康行氏。
後ろには「鍛鐵降魔」の文字を彫り込んだ木彫り看板が見えます。
同鍛錬所は、昭和24年、法隆寺大改修の際、国宝五重塔九輪にある、
四方魔除け鎌を「鍛鐵降魔」の古式を踏まえて鍛造奉納されています。
これには、法隆寺を解体した時の古くぎから取った玉鋼をもちい、鍛えたと言うことで、その同じ鎌を見せていただきました。
これがその鎌です。