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第25回皆生トライアスロン大会レポート2(レース)

7月17日

いよいよ、レース当日です。
朝4時起床、食事会場で朝食(旅館ではこれが助かります)
長丁場のレースに備えしっかり食べておきます。

5時ホテルを出て、大会会場へ。
バイクとトランジッションバックをセッティングして、最終エントリーを済ませます。
ここで、腕にナンバーリングをしてもらい、足首にセンサーを付けます。

スタート時間が迫ってきました、妻とスイムスタート地点へ向かいます。
不安と緊張感が、ピークになってきます。
海は、去年と違って、波高0mのベタなぎ、泳ぎやすそうです。
(私は、去年ぐらい波がある方が面白くていいのですが・・(^^ゞ)

スタート直前、約800人の一斉スタートと言うことで、周りを見るとすごい人、人、人。
この中でもみくちゃにされると、大変だな、と少し弱気になりました(^_^;)

swim1.jpg
午前7時、いよいよレーススタート!まずはスイム3kmです。

スタートからしばらくは、外側の空いているところを、大回りしながら泳ぎました。
おかげで、バトルに巻き込まれることなく、いいリズムで泳げます。
しかし、人が多く、折り返しの目印が見えない・・・
それでも何とかチェックポイントへ向かう折り返しへ。
ここでは、すごい人の波にもまれて、ほんと激流を上る魚の群れ状態でした(^_^;)
スイムチェックポイントでは、一旦浜に上がります。
ここでタイムを見るとかろうじて30分を切って29分台。
後、半分を切っているので、この調子なら1時間を切れるかな?と思いながら折り返しへ。
しかし、折り返してからは、ずっと周りに人がいて、思うように泳げません。
空いているところを探して泳ぐのですが、蹴られたり、殴られたり(もちろん偶然ですが・・)
何とか、かんとかスイムゴール。
1時間00分38秒で、223位でした。
ほぼ、予想通りのタイムです。

トランジッションを済ませて、問題のバイク145kmへ。

今年は、携帯からのモブログを直前になって中止しましたので、その分早くスタートしました。
バイクにはいると、路面が濡れています、どうやら泳いでいる間に雨が降ったようです。
カーブは少し怖いですが、その分涼しくて助かります。
しかし、それも最初だけ、いくつかの坂を上り、コースの高度が上がるとともに、気温もどんどん上がってきました。
bike.jpg

しかし、このコースはキツいです。
越えても越えても、次々に坂が出てきます。
それでも、今年は、皆生に備えて6月に130km走を3週連続でこなしてきましたので、去年に比べるとかなり楽です。
昨年は、パンクもしましたし・・・

なんとか中山の折り返しまでたどり着き、トイレ休憩。
両足にエアーサロンパスを振って、メロンなどの特産品とおにぎりなどで補給。
復路、皆生を目指します。
ここで、サイクルメーターが故障・・・何キロ走ってるか、今何キロ出てるか、分からなくなってしまいました。
しかし、まあ、とにかく目一杯走って帰るだけ、と頑張って漕ぎます。
ここでも、えんえんと続く坂に悩まされます、もう両足ともパンパンの状態、
これで、この後フルマラソン走れるのか?
しかも、太陽がカンカンに照って来ています。
それまでもかなり日焼けしているはずなのに、肩がひりひりします。
やっと皆生温泉のホテルが見えてきた時には、心底ホッとしました。
バイクフィニッシュは、午後1時25分58秒、バイクタイム5時間25分20秒でした。
この時点で、順位は276位です。

バイクを置いて、トイレに行って(^^ゞ
ランニングシューズに履き替えて、いよいよ最後のラン42.195kmです。
ところが、ここで一つ問題が・・・
5月に傷めて以来、ふくらはぎが心配で、サポーターをして走るつもりだったのに、トランジッションバックの中に、サポーターがない!
なんとホテルに忘れてきてしまったようです。
なんと、マヌケな・・・

仕方がない、どちらにしてもランは最高16kmしか練習していないし、行けるところまで行こう!
トランジッションエリアを出ると、コース誘導のボランティアをしている妻がいた。
今年は、子供が来なかったので、ボランティアに応募していました。
カメラを構えていて、写真を撮ってくれます。

run1.jpg
以外と、元気で、何とか走れそうです。

トランジッションで、7分ぐらいゆっくりしていたので、最初の5kmには33分ぐらいかかりましたが、ペースはキロ5分ぐらいで、いい感じです。
しかし、暑い!
気温がぐんぐん上がって、頭・首・肩が焼け付きます。
エイドのたびに水をジャンジャンかぶり、ドリンクを飲み、クラッシュアイスを帽子の中に入れて、頭を冷やします。
しかしこの氷、なんだか帽子の中で『ジュー』と言いながら溶けていっていそうな感じで、すぐ無くなってしまいます(^_^;)
それでも、10kmまでは、調子がいい、暑くてキツいんだけど、走れる喜びの方がはるかに大きい。
まったく、こんなに楽しいことはない、ってぐらい楽しい、まるで天国にいるような(笑)

エードのボランティアの方や、道路の要所で誘導してくれるスタッフが、暖かい声をかけてくれるのにも、すごく力づけられる。
そしてなにより、沿道ではおじいちゃん、おばあちゃんからちっちゃな子供までが熱心に応援してくれます。
この暑さの中、ほんとにありがたいです。

しかし、15kmを過ぎたあたりから、足も痛いし、呼吸も苦しいし・・・
天国が一転地獄へ、、、と言うほどでもないか(笑)
膝や、太股、もちろんふくらはぎも痛いのですが、何とか走れます。
ペースはキロ7分に落ちましたが、折り返しまでもうすぐ。
なんだ、かんだで、ゆっくりしたペースですが、皆生から境港へと走っていきます。

run2.jpg
19kmを過ぎたあたりで、カメラスタッフが『ピースして下さい!』って言うので、
苦しいけど、無理に笑ってピース(^^)v

その後、無事折り返し地点へ。
ここまで来ると、長かったレースも後ラン21kmだけです。
這ってでも帰ることが出来る距離になりました。

相変わらず足は痛いけど、肉離れとかの深刻なことになりそうな気配はありません。
とにかく、ゆっくりでも、歩かずに走り続けよう!
折り返してすぐのエードで、チームメイトの赤川君と会う。
彼もバイクで足を使いすぎたようで、かなり辛そう・・・
一緒に走ろうかと思ったのですが、「先に行って下さい」って言うので、一足先に。
ところが5kmも行かないうちに今度は、逆転、しばらく頑張ってついて走ります。
おかげで、集中力が切れずに、走ることが出来ます。
この後、ゴール手前4kmぐらいまで、前に出たり、後ろに下がったりしながら励まし合って、走ります。
ところが後3kmまで来たところで、彼が遅れ出します。
ここで、待って一緒にゴールすべきか(彼にはかわいい奥さんがいて私なんかとゴールしたくはないでしょうが・・)先に行くか、少し迷ったのですが、今ペースを変えると私も走れなくなりそうでしたので、申し訳ないと思いながら、先に行きました。

もうここまで来たらゴールはすぐそこなのですが、足も痛い。
我慢して走り続けて、やっと皆生温泉のトライアスロン通りへ。
信号を曲がると、フィニッシュゲートが見えてきます。
6時半少し前、まだ明るいうちにゴールに帰って来れました。
ゴールが近づくにつれ、フィニッシュゲートだんだん大きく見えてきます。
ゴールまであと500m・・・あと400m・・・300と路上の表示の数字が小さくなってきます。
ゴールで選手を迎えるアナウンサーの声が大きくなってきます。
そして、いよいよゴールが近づいてきました。
妻が、子供が作ってくれた応援タオルを渡してくれます。
そのまま、二人で一緒にゴール!

finish.jpg
長く、暑い1日が終わりました。

kansousyou.jpg
翌日閉会式で手渡された、完走証です。

ケガもトラブルもなく、自分の持っている力を全て出し切ることが出来たレースでした。
本当に楽しかったです。