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アイアンマンジャパン参戦記〜3(スイム)

5月28日(日)
いよいよ、アイアンマンジャパンレース当日です。

朝、3時起床の予定が気が付けば、3時半・・・
よく眠れました(^^)v
腰の痛みも、ほとんど無くこれなら何とかなりそうです。
しっかり朝食を摂り、スイムと補給食の準備をして、4時半頃スイム会場行きのバスに乗り込みます。
雨は降ってないけれど、風が強く、やはり肌寒い。
25分ほどで、スイム会場へ到着。
早速バイクトランジッションへ行き、バイクと、荷物のチェック。
少し補給して、トイレに行って・・・どんどん時間が過ぎていきます。
それとともにだんだん緊張が高まってきます。

会場のアナウンスによると、気温は18.4℃、水温もほとんど同じ18.5℃だと言うことです。
最初は、着ようかどうか迷っていた、「ラッシュガード」をウェットの下に着ることに。
そして、スポーツバームを手やお腹、足などに塗り込みます。
ここで、同じ兵庫の厚選手に会いました。
丁度いいところで会った、と言うことで、写真を撮り合います。
pre-swim.jpg

6:30いよいよ入水チェック、浜へ降りて、水に入ります。
うん?それほど冷たくないかな?このくらいなら大丈夫か?
と少し泳いでみました。
やっぱり寒い〜・・・
しばらく浸かっていると本当に寒いです。
一旦上がったのはいいのですが、今度は風があたって、何だかぼぉーっとしてきます。
大丈夫か?おい!と思わず、自分に問いかけてしまいました。
万一の時はどうしよう・・・ってどうしようもないか。

午前6:58我々一般の選手に先立って、プロのエリート選手がスタートします。
その様子を見ながら、スタート位置へ泳ぎに行きます。
と、たどり着く前に「プァ〜〜!」とスタートのフォーンが響いてきます。
いよいよスイム3.8kmのスタートです。
しっかり心の準備が出来上がるより先に、長い長いアイアンマンレースが始まってしまいました。

ちょっと後ろの、しかも外側からスタートしたので、バトルはほとんど無く、空いているところを見ながら、泳ぎ出しました。
スタートしてしまうと水の冷たさは、あまり気になりません。
ラッシュを着ているので、袖のあたりが少しおかしな感じですが、それほど泳ぎにくいこともない。
まずまずのペースで、最初の折り返しへ。
このあたりで少し人とぶつかったりしますが、それでもバトルは大したことありません。
ターンしている感じがあまり無いのですが、人の流れにもまれながら気が付けば2つ目の折り返しを過ぎて、浜へ向かっていました。
かなり外、外を回っていたようです。
このころから、太股など下半身にかなりの冷たさと寒気を感じ出します。
そして、なんとか1周目終了、時計を見ると38分ぐらい。
まずまず予定通りのペースです。

一旦浜に上がって、水分を摂って、再び海へ
今度は、2周目だし人も減っているのでバトル覚悟で最短のロープ際を、泳ぎます。
ところが意外と、人とぶつからない。
すごくいい感じ。
やがて、ただただロープを横目で見ながら、腕をかくだけになります。

パシャ〜・・・ゴボゴボ・・・パシャ〜・・・ゴボゴボ・・・パシャ〜・・・

なんだか、意識が、海水の中に溶け出すような感じ。
水は冷たいのだけれど、それも気にならない。
いや、かえってこの冷たさが心地いい。

パシャ〜・・・ゴボゴボ・・・パシャ〜・・・ゴボゴボ・・・パシャ〜・・・
レースをしていることも忘れるような感じで、ただただ魚になったように泳ぎ続けます。
ちょっと夢の中のような、スイマーズ・ハイってやつでしょうか。

ガツン!
衝撃とともに、いきなり、眠りから覚まされたように、心地よさから、現実へ引き戻されました。
周りに人がかなりいます。
ぶつかり合いを避けてあいているところを探しながら泳ぎます。
そう、のんびり泳いでいる場合じゃない、これはレースなんだ!
意識がレースに戻るとともに、水の冷たさも戻ってきました(^_^;)

寒い、冷たい・・・体に震えが来ます。

やがて、待望のスイムゴールのゲートが見えてきます。
会場のアナウンスもだんだん大きく聞こえてきます。

予定より10分ほど遅れて、スイムゴール。
疲れは感じていませんが、体の震えが止まりません。

スイムフィニッシュは、1時間26分29秒 359位です。