今年も、岐阜県関市で開かれた、「関刃物まつり」に行ってきました。
一番のお目当ては、「関・アウトドア・ナイフ・ショー」です。
今まで、わりとどちらかの日に雨が降ることが多かったのですが、今回は二日間とも好天に恵まれ人出もかなりあったようです。
入り口のポスターには、越後鍛冶「日野浦 司」さんの作品が大きく載っていました。
最近は、電話ばかりでなかなかお会いする機会がない、日野浦さんと一年振りに再会しました。
お元気そうで何より、、、ちょっと髪が白くなられたか・・・しかし作品と同じくお人柄がにじみ出ているようないい年の重ね方をされています。
なんて、天下の日野浦さんに私ごときが、生意気ですね(^_^;)
これは、ポスターと同じタイプの小刀ですが、ポスターの作品が、鍛地の柾目なのに対して、こちらはねじり目になっています。
種類の違う、材料を何度も重ね合わせては折り曲げ叩き伸ばして、独特の模様を作り出す鍛地ですが、これにひねりを加えています。
これは、まさに日野浦さんならではの手法です。
真っ赤に熱した鉄をぐるっと捻って造ったねじり目に、竹のモチーフを施しています。
1989年の「クラフトピアSANJYOU’89」で奨励賞を受賞した作品が、やはりハンドル部分に竹をモチーフにしているのですが、その進化形がここに出来上がってきました。
その他、鉈や小刀など、どれも独特の深い輝きを放っていました。
相変わらず、精力的に新作を発表し続けられる、伝統工芸士「佐治武士」さん。
ちょっと変わった作品がありましたので、分けて頂いてきました。
近日ご紹介しますね。
今回は、ナイフ類より、包丁類の出品が多かった、越前鍛冶「浅井丸勝(正美)」さん。
我が家でも、妻がメインで愛用してますが、浅井さんの包丁は、本当によく切れます。
佐治武士さんの、お弟子さんであり、進境著しい野村和生氏。
めきめき頭角を現しており、評判がかなり上がっています。
こちらも近日、作品をご紹介致します。
恒例の廉売市、いろんな刃物が市価30%OFF〜ぐらいで買えます。