神戸市中央区の竹中大工道具館で、開催されている特別展
『千代鶴是秀(ちよづるこれひで)展』に行ってきました。
竹中大工道具館は、新神戸駅の少し東にあります。
中の展示も素晴らしいのですが、建物自体も素晴らしいです。
今回の特別展は、全国の道具所蔵者から集められた、千代鶴是秀の
作品約60点が一堂に展示されています。
千代鶴是秀(ちよづるこれひで)
本名、加藤廣。明治7年に生まれる。
父は米沢藩上杉家に仕えた刀匠・二代目長運斎綱俊。
明治9年の廃刀令により刀鍛冶から道具鍛冶へ転向した叔父の石堂寿永に11歳で入門。
先人の技を丹念に研究し、名門刀匠家ゆえの文化的素養があいまって、数々の傑作をうみだす。
昭和32年、84歳で死去。~竹中大工道具館 HPより引用~
特別展は、撮影禁止でしたので、撮影OKの常設展の中から少しご紹介します。
建物の地下2階には、千代鶴是秀を初めとする名工の作品などが
展示・紹介されています。
叩鑿
裏丸鑿
大入鑿(おいれのみ)
鉋刃 「淡雪」
切出小刀「矢笛」(やてき)
会場には、千代鶴是秀の工房を再現した一角も。
そして、竹中大工道具館には、他にいろんなの大工道具が展示されています。
こちらは、三代目善作の大入鑿。
道具だけでは無く、それを使う匠の技も
伝統的な建築技法や技がいろいろ紹介されています。
どれも素晴らしいです。
他にもたくさんご紹介したいのですが、このあたりで・・・
興味のある方は、ぜひ一度ご訪問下さい。
神戸市中央区熊内町7-5-1
TEL 078-242-0216