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『敗れざる者たち』

アイアンマンジャパンまで、あと5日です。
今週はもっぱら休養、今日もストレッチをしただけです。
週間天気予報によると、金・土と雨で、日曜日は曇り、月曜日以降晴れマークがでています。
私はかなりの「晴れ男」なので、当日は晴れるのではとひそかに期待しています(笑)

ところで、福岡から五島までは飛行機なのですが、福岡までは新幹線で行きます。
で、車中で読む本を探していたのですが、mixi友達の日記を見ていい本が見つかりました。

沢木耕太郎の『敗れざる者たち』です。
yaburezaru.jpg
沢木耕太郎の本は、何冊か読んだことがあり、とくに『一瞬の夏』は好きな1冊です。
夕方に届いたのでパラパラッと見てみましたが、この本は、その『一瞬の夏』の前に書かれた、カシアス内藤という天才ボクサーの話など、かなり興味深い話が、ノンフィクションの短編として書かれています。

解説の中に

「スポーツはもしかしたら肉体にとって麻薬なのかも知れない。肉体がそれを覚えてしまうと、忘れるわけにはいかない。そして人はついには滅亡に至るまで肉体をすりへらすことになるのだ。
     中略
スポーツの目的とは、かくして、勝つことではなくなる。その肉体を滅亡に至るまですりへらすこと、いわゆる燃焼が目的となるのだ。」

と言う風な一文があるのですが、まったく同感で、スポーツには一度取り憑かれると逃れられない、麻薬のような物があります。
特にロングのトライアスロンの場合、レースの間中すごく苦しくて、10数時間もずっと我慢をし続ける分けなのですが、ゴールした瞬間、魂が全て解き放たれるような、何とも言えない開放感があります。
実際には、まだ足も痛いし、体も苦しいんですが・・・それを忘れさせる大きな喜びがあります。
これは、やった者にしか分からない感覚です。
今は、その一瞬を楽しみに、緊張で少し胸を締め付けられるような感覚を楽しんでいます(^^)
と言っても今回はわりとリラックスしていますが。