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父親達の星条旗

音楽会の後、午後から家族で映画を見に行きました。
観たのは、クリント・イーストウッド監督の『父親達の星条旗』

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4時台の部に行ったのですが、以外と空いていて(4部ぐらいの入り)驚きました。
人気無いのですかね?

映画は、太平洋戦争の硫黄島でのを描いた2部作のうち、アメリカ側からの視点で作られたものです。
硫黄島の擂鉢山(すりばち)に掲げられた星条旗とそれを支える兵士達を撮った写真を巡るエピソードを基にしています。
長引く戦争に嫌気が差している国民の志気を高め、戦費到達の為に、英雄に祭り上げられた3人の兵士達の苦悩と葛藤が描かれていて、見応えありました。

それにしても、圧倒的な物量で、悠々と戦争をしていたと思っていたアメリカが、実は弾薬や燃料を調達する費用にも事欠いていたと言う現実は、ちょっと意外でした。
私が物を知らないだけだったのでしょうが・・・
まあ、足かけ4年も戦争をしていれば、確かに国民はいやになるし、戦費も不足しますよね。

プライベートライアンを思わせるような、戦闘シーンはすごい迫力で、凄惨でもあります。
米軍の死傷者25851人、上陸した海兵隊員の3人に1人が戦死又は負傷。
日本軍の死傷者2万数百人(うち戦死1万9千9百人)。
太平洋戦争で、米軍の反攻が開始されてから、初めてその損害が日本軍を上回った激戦。
その凄惨さがよく描かれていました。

もう一つの作品『硫黄島からの手紙』もぜひ見てみたいです。