このブログやfacebook等で、宣伝じみたことを書くのは、
あまり好きじゃないのですが、どうしてもお知らせしたくて、
ちょっとだけ(笑)
先週末の関アウトドアナイフショーに出品されていた、新潟三条の
鍛冶職人、日野浦司さんの作品が、大量に入荷しました(^_^)
こちらは、その一部ですが、ちょっと並べて写真を撮ってみました。
実は2年程前、ショーの後「ナイフ送って下さい。」ってお願いすると
「ロシアのバイヤーが全部持って帰ってしまった。」って、悲しい連絡
が入ったことがあったのです(T_T)
なので今回は、わざわざショーに足を運んでくれた方には、もちろん
販売して頂いてけっこうですので、後は全部うちで引き取ります!
と、お願いしておきました。
ってことで、分けて頂きました。
少し前に、テレビ東京『YOUは何しに日本へ』で、アメリカの少年が、
わざわざ日野浦さんのもとを訪ねられたように、その丹念な造りが、
海外でもすごく人気があるのは分かるのですが、国内にもファンの方は
たくさんいらっしゃいますからね。
外人にばかり買われて、日本の業者が買い負けするわけには
いかないです(^_^)v
てなことで、今回取り敢えず、大小合わせて16本ほど送ってもらいました。
今、1本ずつ写真を撮っているところですので、近日中にページを
作ってアップします。
その前に、目玉作品などを少しご紹介。
これは、司作「雲流副鉈(うんりゅうそえなた)」
種類の違う鉄を、炉で熱してくっつけ、それを折り返して、またくっつけ
さらに熱してアメ細工のようにねじりを加えます。
そうして作った雲流鍛地の母材に、さらにハガネを割込んで、
鍛え上げて、造られたのが、このナイフです。
何とも美しい仕上がりになっています。
左が鍛地(きたえじ)の副鉈、そして右が錬鉄(れんてつ)の副鉈。
錬鉄は明治期などに作られた古鉄で、それを炉で熱し、ハガネを
鍛接して作ります。
独特の風合いと、研ぎやすさが特長です。
ちょっと長くなってきましたが、もう何点か・・・
こちらは、独特の形が人気の鉈、「鍛地首曲がり」。
これも、種類の違う鉄をくっつけて折り返し鍛錬した、鍛地です。
シンプルな鞘鉈も入っています。
こちらは、小ぶりで使いやすい「鎚目 鞘鉈105」。
ご紹介はこのくらいにして、写真撮影続けます(笑)
どうぞご期待下さい!
最後に、数年前に日野浦さんに取材した時の動画を貼っておきます。