今朝、コンビニに寄ると、『バガボンド』22巻 が出ていました。 井上 雄彦の書く漫画は、結構好きで、スラムダンクは当然として(笑)リアルなど、だいたい読んでます。
で、この『バガボンド』吉川英治の「宮本武蔵」を元に書いているのですが、最初の頃こそ結構原作通りだったのですが、途中からどんどん話が変わっています。完全に井上版「宮本武蔵」ですね。で、吉川英治の小説より悪くなってるかというと全然そんなことなく、すごく面白い。なにより、登場人物がそれぞれ魅力的に描かれています。例えば敵役の、「佐々木小次郎」が、派手好みでイヤな若造的に書かれてないのがいいです。
吉川英治の宮本武蔵がと言うわけじゃなく(吉川英治の武蔵は好きです)、作家によっては、敵役として、武蔵を、あるいは坂本龍馬など歴史上の人物をすごく悪く書く小説があるのですが、読んでてあまり気分が良くないです。
その点、この井上雄彦は、全ての人物を感情豊かに描いていて、読んでて引き込まれます。あかんたれの又八なんか、心理がよく分かりすぎて・・・(^_^;)
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