クリント・イーストウッド監督・主演の『ミリオンダラー・ベイビー』を見ました。久々に当たり!でした。
名トレーナー、イーストウッドの元に押しかけ、弟子入り志願する貧しい女性ボクサーヒラリー・スワンク。「女は指導しない」と最初は断るのだけれど、結局トレーナーを引き受け、イーストウッドの指導の元、めきめき強くなり、タイトルマッチに挑む。ここまでは、ロッキー的なボクシング映画?かと思っていましたが、その後思わぬ展開になります。これ以上、言ってしまうと面白くないので、まだ見ていない人はぜひご覧下さい。
人間が生きているって言うのは、どういう事か?ただ、長生きだけすればいいのか?(長生きはそれだけですごいことですが)いろんな事を考えさせられる映画でした。
主演女優賞のヒラリー・スワンクの演技が光っていましたが、クリント・イーストウッドの頑固なトレーナーもよかったし、助演男優賞のモーガン・フリーマンも、すごくいい味を出していました。 さすがですね。
一般的に見れば、マギー(ヒラリー・スワンク)は、不幸な人なのだろうけど、貧しくても決して後ろ向きになることなく夢を追い続け、燃えるような一時を過ごして来た、という点では幸せな人生だったのではないかと思えます。私自身、父親が早くに亡くなったせいもあって、自分もそれほど長生きはしないのでは、と思いながら生きています。そして、例え今死んだとしても、悔いがない、って言う風に生きていきたいと思っています。なかなか難しいですが・・・改めて、そんな事を思ってしましました。
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